カーニバルの喧噪がすぎて、ここドイツにも静かな日々が戻ってきました。
カトリックの伝統では、カーニバル終了から復活祭までの40日間は「四旬節(しじゅんせつ)と呼ばれます。
この期間は、イエスキリストの40日間の受難に習って、断食を行う週間があります。

といっても、日々のルーティーンのなかで本格的な断食を行うのはかなりチャレンジ。
なので、アルコールを控えるとか、チョコレートを断つとか、お肉を食べないとか、デトックス的に特定の食材をカットする場合が多いです。

なかでも、ドイツは日々の食事が基本お肉ベースなので、この40日間は頑張ってお肉を断つというやり方がポピュラーです。
そうは言っても、日本食・アジア食と違って、ドイツでは野菜だけで美味しい料理を連日こしらえるのは至難の業。

2 バルト海燻製所のアソートプレート、ダークブレッド&ビールsそこで活躍してくれるのが、「魚料理」です。
生の魚の場合は、グリルしたり、フライパンで炒めたり、フライにしたり、オーブン焼きしたり、まぁ日本とあまり変わらない調理方法ですね。

なんですが、日本にはあまりなくて、美味しい魚の食べ方がドイツにもあるんです。
それは「スモークフィッシュ」(魚の燻製)です!
海のないバイエルン地方では、スモークフィッシュはマス類などの川魚に限られてますが、ドイツ北部のバルト海や北海沿岸では、海鮮物も含めて、昔から魚の燻製作りが盛んです。

ドイツ北部からバイエルンまではるばる輸送されてくるスモークフィッシュは、長持ちするようにパッキングされてますが、現地ではスモークしたての美味しい魚をいただくことができます。
レストランを兼ねた燻製所もありますし、お持ち帰りもできます。

1 キュウリのピクルスを巻いたロールニシン)s種類としては、なんといってもニシンが一番人気。
キュウリのピクルスを巻いたロールニシンはその典型です。

ほかには、日本でもお馴染みのスモークサーモン、またサバ・イワシのスモークバージョンもあります。

よくある加熱調理の方法とも、生のお刺身ともぜんぜん違う、独特のスモーキーな風味と、かすかな塩味。
スモークフィッシュは、魚料理に慣れ親しんで育った日本人の私にとっても、まったく新鮮な食文化です。

3 スモークフィッシュ各種&真ん中にウナギのゼリー寄せ、付け合わせsまた面白いところでは、「ウナギのスモーク」もあるんですよ。

ウナギというと、グリルして甘辛のたれをかけたかば焼き風ものを日本人はイメージすると思いますが、ドイツのスモークウナギはそれとは全く別物。
脂身の多いリッチな味わいで、レモンを絞って食べたりします。
ちょっと渋めな、大人向けの一品です。

ほかにウナギのレパートリーとしては、ゼリー寄せにしたものもあります。
これには独特の臭みがあるので、好き嫌いが分かれるところですね。

4 スモークニシン&フライパン焼きポテト5 フィッシュチャウダーs
スモークフィッシュの付け合わせとしては、まずヘビーなダークブレッドが一般的です。
それにサラダを添えることもあります。

また、フライパン焼きしたポテトや、生タマネギのスライス、キャベツをつけることも。

飲み物としては、魚には白ワイン、肉には赤ワインというのが定番ですが、スモークフィッシュにはワインよりビールのほうが合うようです。主観ですが♪
でも、燻製のあの独特のテーストがどうにも苦手…という人のためには、
食べやすいフィッシュチャウダーのオプションもちゃんとあります。

6 バルト海風小エビのサンドイッチsそれから、もっと気軽に食べたい人向けのおすすめは、バルト海風、小エビのサンドイッチ。
軽く火を通した半生の小エビを、レタスと一緒にパンに挟んだだけ。
ドレッシングやソースをたっぷりかけるのが好きなドイツではめずらしく、小エビの風味をメインに楽しむシンプルサンドイッチです。

お肉を食べ慣れているドイツ人、とりわけ海から遠く離れたバイエルン在住の人々にとって、魚、とくにスモークフィッシュはちょっとした特別メニュー。
何となく改まった気分の時に食べることが多いようです。

断食真っ最中のこの時期、スモークフィッシュで気分もお腹もリセットして、春の訪れにそなえるのもよいかもしれません。

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