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Vol.4 花形まきこ先生

 

産後うつ・育児・仕事・人間関係などで心のバランスを崩した時。薬を使わなくとも、「色の力」で心を癒やすことができます。

花形まきこ先生プロフィール

心理カウンセラー・カラーセラピスト 「色」をテーマに「心」のバランスをプロデュースするセラピスト。大学卒業後、都内法律事務所(民事専門)にて弁護士秘書として勤務。様々な人間模様を目の当たりにして、ペルソナの裏に潜む人間の「心」を知るために心理学を学ぶ。 結婚・出産・育児を経て「心」を映す「色」と出会い、心理的アプローチのツールとしての「色」の効果性に感動し、積極的に活動を開始。 自宅サロンでのカウンセリングや日本カウンセリング普及協会認定心理カウンセラー養成学院専属講師・専属カウンセラー任務を経て2008年独立開業、(株)BALIO TOTAL FACILITATE、NPO法人日本カラーアートセラピー協会設立。「いつまでも美しくありたい」というアウトサイド・ビューティに重要な、インサイド(心)エステを「カラーセラピー」「アートセラピー」をツールに推進中。 また、現在都内、心療内科にて心理カウンセラーとしても従事している。

オフィシャルHP:http://www.balio-color.com

気持ちを象徴する「色」を使うことで今の心に必要なことがわかります

カウンセリングは、自然療法の一つ。薬を使わずに、心を癒やしていきます

心のバランスを崩して、心療内科、精神科を訪れる方たちのうち、ほとんどは、薬が必要のない患者さんも実は多いのです。薬による化学的な治療よりも、「話を聞く」という対人援助技術、つまりカウンセリングを行うことで、治っていくことがほとんど。つまり、薬を使わないカウンセリング自体が、私は自然医療だと考えています。

カウンセリングに入る時、言葉よりもまず感覚的なものからアプローチをかけていくということをします。アロマやハーブティーなどで、嗅覚や味覚を通じて、また、音楽療法の場合は聴覚で、気持ちをリラックスさせたり高揚させたり、といったアプローチで心を開いてもらうのです。

そうしたアプローチ方法の中で、私は「色」によるセラピーを行っています。たとえば、うまく人と話ができないからうつになってしまった方に、「今、どんな気持ちですか?」と聞いても、うまく答えられないものです。それを、「今の気持ちを色にたとえると、どんな色ですか?」と伺ってみます。そうすると、「うーん、ブルーにちょっとグレーがかった深い濃い色です」と答えてくれます。そこで「その色は、例えばどんなイメージの色ですか」と伺うと、「光が届かないような深い海の底の色」といった言葉が出てきます。「今の気持ちは、色で言うとブルーグレーで、まるで海の底のように光が届かない、そんな気持ちなんですよね」、と問いかけます。すると、そこからやっと、「そうなんです。…苦しいんです」という気持ちが言葉になってあらわれます。これを色彩による心理的投影の言語化と呼びます。このように、ただ「言葉」で話してくださいと言っても、なかなか治療は進みませんが、そんな時には色に投影してから、カウンセリングをスタートするという方法をとるのです。人の心の様子は、こんなふうに、色で語ることができます。

色が持つ意味は、視覚的なものだけではありません。そして、自分の中の色のバランスをとっていくことが大事

色にはそれぞれ特性があり、自分の心の中には、どんな色があるのかを、客観的に分析する方法があります。心理テストのような方法で質問に答え、その点数を計算すると、色の傾向をエゴグラムのようにあらわすことができます。レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルー、ヴァイオレット、ピンクこの7つの色の特性を、どれをどのくらい持っているかをあらわしたのが左図です。

この図は非常にバランスのとれた太陽光の例ですが、このように性格の色の傾向は、レッドだけ、ブルーだけ、といった分類ではなく、色のバランスで見ることができます。色が象徴するものについては、下記の表をごらんください。さらに、同じ人でも、その時々で、今はレッドが強い、今はグリーンが強くなっている、といったこともあります。私たちは地球上で、すべての色を合わせ持つ太陽光の中で暮らしていますね。ほんとうは、太陽光のように、すべての色がバランスよくある状態がベストなのかもしれませんが、なかなかそうはいきません。

たとえばレッドという色は、情熱的、熱い、高ぶった、そんなイメージがありますね。モチベーションアップ、行動エネルギーの色です。でも、その一色が強く気持ちを占めていると、息切れしてしまうということが起こるでしょう。そういう時にはレッドの補色である、グリーンが必要とされます。グリーンは、360度見渡す、俯瞰で物を見る、落ち着きといった意味を持ち、一点集中のレッドと逆の力を持ちます。考えることが一杯になりすぎて動く力が足りないとか、毎日不安になってしまって前に進めないとか、そういった時には「リラックス」が必要になりますが、ただリラックス、と一言で言っても、ラベンダーとカモミールでは作用が違うように、必要なリラックスは異なります。

プラスの特性
キーワード
マイナスの特性
キーワード
合うアロマ 合うハーブ
レッド
RED
エネルギッシュで情熱的、愛、パワフルさ、高いサバイバル能力、情に厚い、ロマンチスト 周りが見えなくなる、支配欲、エネルギーの空回り、怒り シダーウッド、ローズウッド、ブラックペパー、ミルラ ローズヒップ、ハイビスカス
オレンジ
ORANGE
温かさ、陽気さ、幸せなエネルギー、至福の色、明るさ  自己中心的、ダメージを受けると周囲の人やモノに依存しやすい、自己価値の損失 スイートオレンジ、キャロットシード、ネロリ、 オレンジピール(陳皮)、ジンジャー
イエロー
YELLOW
ポジティブなパワー、幸せなハート、知識・情報が豊富、頭の回転がいい、ユーモア精神旺盛、自立 理由のない不安感、混乱、予想外の事態への適応力が不足しがち ベルガモット、プチグレン、レモン、レモングラス  レモン、レモンバーム、クミン、ターメリック
グリーン
GREEN
穏やかさ、リラックス、全体を見渡す力、ハーモニー、協調性 自分の居場所を見失いがち、他人との距離がうまくとれないことから生じる不信感、優柔不断 ゼラニウム、ペパーミント、ユーカリ、ティートゥリー グリーンティー、ミント系のハーブ

BLUE
安心感、落ち着き、平和、冷静さ、受容、信頼 感情を理性でコントロールしようとする、信念を貫こうとするあまり堅い人という印象を与える、孤独に陥りやすい ローズマリー、カモミールローマン ブルーマーロウ
ヴァイオレット
VIOLET
ブルー(理想)とレッド(現実)がひとつになった色、物静かで控えめ、努力家、独創性の高さ、深い鎮静 逆境に弱い、ナイーブ、否定的な気持ちに支配されやすい、理想と現実とのギャップに悩む ラベンダー、サンダルウッド(白檀)、フランキンセンス セージ、クラリセージ
ピンク
PINK
母のぬくもり、無償の愛、気配り、愛、自己肯定感、やわらかさ、しっかりもの、親切 愛されたい気持ちが強い、よかれと思ったことがおせっかいと思われる、自分より他人を愛してしまうことも ローズ系 パルマローザ、イランイラン、フェンネル ガーリック、ジンジャー、マイカイカ
RED(レッド)

プラスの特性キーワード
エネルギッシュで情熱的、愛、パワフルさ、高いサバイバル能力、情に厚い、ロマンチスト

マイナスの特性キーワード
周りが見えなくなる、支配欲、エネルギーの空回り、怒り

合うアロマ
シダーウッド、ローズウッド、ブラックペパー、ミルラ

合うハーブ
ローズヒップ、ハイビスカス

ORANGE(オレンジ)

プラスの特性キーワード
温かさ、陽気さ、幸せなエネルギー、至福の色、明るさ

マイナスの特性キーワード
自己中心的、ダメージを受けると周囲の人やモノに依存しやすい、自己価値の損失

合うアロマ
スイートオレンジ、キャロットシード、ネロリ

合うハーブ
オレンジピール(陳皮)、ジンジャー

YELLOW(イエロー)

プラスの特性キーワード
ポジティブなパワー、幸せなハート、知識・情報が豊富、頭の回転がいい、ユーモア精神旺盛、自立

マイナスの特性キーワード
理由のない不安感、混乱、予想外の事態への適応力が不足しがち

合うアロマ
ベルガモット、プチグレン、レモン、レモングラス

合うハーブ
レモン、レモンバーム、クミン、ターメリック

GREEN(グリーン)

プラスの特性キーワード
穏やかさ、リラックス、全体を見渡す力、ハーモニー、協調性

マイナスの特性キーワード
自分の居場所を見失いがち、他人との距離がうまくとれないことから生じる不信感、優柔不断

合うアロマ
ゼラニウム、ペパーミント、ユーカリ、ティートゥリー

合うハーブ
グリーンティー、ミント系のハーブ

BLUE(青)

プラスの特性キーワード
安心感、落ち着き、平和、冷静さ、受容、信頼

マイナスの特性キーワード
感情を理性でコントロールしようとする、信念を貫こうとするあまり堅い人という印象を与える、孤独に陥りやすい

合うアロマ
ローズマリー、カモミールローマン

合うハーブ
ブルーマーロウ

VIOLET(ヴァイオレット)

プラスの特性キーワード
ブルー(理想)とレッド(現実)がひとつになった色、物静かで控えめ、努力家、独創性の高さ、深い鎮静

マイナスの特性キーワード
逆境に弱い、ナイーブ、否定的な気持ちに支配されやすい、理想と現実とのギャップに悩む

合うアロマ
ラベンダー、サンダルウッド(白檀)、フランキンセンス

合うハーブ
セージ、クラリセージ

PINK(ピンク)

プラスの特性キーワード
母のぬくもり、無償の愛、気配り、愛、自己肯定感、やわらかさ、しっかりもの、親切

マイナスの特性キーワード
愛されたい気持ちが強い、よかれと思ったことがおせっかいと思われる、自分より他人を愛してしまうことも

合うアロマ
ローズ系 パルマローザ、イランイラン、フェンネル

合うハーブ
ガーリック、ジンジャー、マイカイカ

「うつ」と「神経症」、いずれも解決のために大切なのは、自己肯定感

セロトニンに生成を活性化させるのが太陽の光

ところで、心のバランスをくずした状態というのは、脳の中の情報伝達物質セロトニンが脳内の中で異常に回収されて足りなくなって起こります。そのセロトニンを活性化させるのが、太陽の光といわれています。朝日を浴びるといいというのは、このため。それは、何となく気分がいいから、というだけの問題ではありません。心療内科で処方される薬というのは、このセロトニンの生成を活性化させるものですが、そういう化学的なものを使わなくても、太陽の光を利用したり、足りない色が持つ力を補うことで解消できる、ということも、自然療法のひとつです。

情報をすべて受け入れようとして、心の中が滞るのが「うつ」、逆にすべてを排除しようとしてかたまってしまうのが「神経症」。

心のバランスを崩して、何もする気が起こらなくなったり、心が塞いだ状態になることを、症状の様子から「うつ状態」という言葉でよく表現されますが、実は原因が全く違う場合があります。それが、「うつ」と「神経症」です。

まず、「うつ」は心の滞りから起こります。嫌なことがあってもノーとは言えずに、たくさんの情報が自分の中に流れ込んで溢れてしまい、自分の気持ちが滞ることで起こります。たとえば、ママになったばかりの方が、溢れかえる育児情報で、なにをどう選んでいいかわからなくなってしまい、気持ちが立ち往生してしまうような状態です。一方で神経症の原因は「固執すること」で、あるひとつのものを信じたら、それ以外は絶対嫌だとはねつけてしまうこと。うつとは逆に、ほかの情報を一切入れないことから起こります。たとえば、母乳育児に熱心になるあまり、この食べ物は絶対に食べてはいけない、この生活方法でなくてはいけない、と、唯一信じたこと以外はシャットアウトして、家族がしていることにもイライラしたり、心が疲れ切ってしまう状態です。

どちらも、産後すぐのママにもよく見られる症状で、「産後うつ」と総称して呼ばれていますが、原因になる心の状態は違うのです。原因となる考え方、感じ方は逆ですが、こうして心のバランスが崩れた状態から解放されるには、どうしたらいいか。それには、「自己肯定感」がキーワードになります。

大切なのは、自己肯定感。「これでOK」の気持ちがあれば、必要な「色」も的確に選び取れる

今、社会の中で私たちが生きていくには、自分の直感を信じるよりも、周囲とのさまざまな関係から考え出した結論を信じがちです。自分がほんとうは何をしたかったのか、わからなくなってしまった状態です。これは、「自己肯定感」=自分を信じる力が下がることから起こります。原始時代なら、自分が直感したことを瞬時に実行しなければ、生きていけませんでした。猛獣に食われてしまうかもしれないし、嵐など天候の動きも、鼻を利かせていなければ食料も確保できなかったわけです。そんな時代には、自己肯定感が最大限でなければ死んでしまう、という厳しい環境下ですから、心のバランスを崩すというようなことはありませんでした。

かといって、現代社会において、そんな原始人みたいな生き方をしよう、という話ではありません。自分にとって、何が必要かという直感を信じる部分を大事にしてほしい、ということなのです。自分が信じて、選んだものを取り入れていくのです。

心のバランスがとれない状態は、さまざまなことへの不適応から起こります。社会の中で適応していくというのはどういうことか、と言うと、人の言うことを聞いたり、他者の評価に沿うのではなく、自分で自分にOKを出していくということなんです。ストレスの原因=ストレッサーは、生きている限りなくなりません。それは嫌なこととは限らず、結婚とか恋愛とか出産など、喜ばしいことも含めて、生活の変化そのものに私たちはストレスを受けるのです。かといって、逆に刺激がまったくなくても、生きてはいけません。ストレッサーをなくすことを考えるよりも、やはりストレスに耐える力をつけることが必要で、その力は自己肯定感を高めることで得られます。たとえば、なかなか母乳育児がうまく軌道に乗らなくても、「大丈夫。だって、自分でこれでいいと思ったこと、私はちゃんとがんばってやってるじゃない」と思えたら、次に向っていけるのです。

心のバランスの崩れは、体の冷えから起こります。体も心も代謝をよくする暖色のイメージを味方にして

自己肯定感のテーマカラーは、自己受容をあらわす色、ピンクです。ただ、先に述べたように、その人の症状によって、必要な色は違います。自分なんて生きている価値がない、という落ち込み方をしてしまうときにはオレンジの場合もあります。いずれにしても、暖色系の色が必要となります。そんな時に、ただリラックスしようと、心を沈静させるブルーのものを取り入れるのでは、逆効果になることもあるのです。暖色のイメージ、それはまさに、体を温めることと直結しています。

心のバランスの崩れは、体が冷えていることから起こるとも言われています。PMS(生理前症候群)の心理的な症状を治す場合にも、体を温めることが重要です。体が冷えて代謝が悪くなると、心理的なものも代謝が悪くなるんです。心と体はつながっているのですから。そのためには、内臓を温めることが一番重要だと言われています。厚着をして外側から温めるだけではなく、内側から温めること。ハーブティーは、そういった意味ではもっとも効率がいいものでしょう。体も心も代謝がよくなって、カウンセリングで話をすると、溜まったものを吐き出すことができます。体と心は別々ではなく、自分という一つの生き物の中にあるもの。とても密接につながっています。体がちゃんと動いて、体温が高くなって、血の巡りがよくなったら、気持ちの巡りもきっとよくなるということですね

自己肯定感が高まったら、MUSTの思考から抜け出して、WANTの思考でバランスがとれるようになります

たとえば、今、これが好き・気になる、と選んだ色がグリーンだとします。360度パノラマ的視野の色ですね。補色は、一点集中の色、レッドです。今無意識にグリーンが気になるということは、一点集中しすぎてほかが見えなくなっている状態なのかもしれません。こうして、無意識に選ぶ色が必要な色ですが、実は直観力がさえていればこそ、うまく選び取れるようになるのです。

今日の気分で飲みたいと選んだお茶を、ああ、おいしいな、と感じることが大切なのです。「おいしくはないけれど、体にいいものだから飲まなくちゃ」というMUSTの思考ではないんですね。「おいしいから飲みたい」というWANTの気持ちで選ぶからこそ、心と体にも必要で、いい効果も得られます。その直感を正しく働かせるためには、自己肯定感を高めることが大切なのです。これを選んでいいの?と迷ったり、他人の評価や意見に振り回されるのではなく、自分が飲んでおいしいと感じるから必要なんだと思うこと。このことが自己肯定感であり、体と心と両方のバランスをうまくととのえていく鍵なのです。

花形まきこ先生にとって健康とは

心だけとか体だけではなく、全体的・ホリスティックなバランスがとれている状態が、健康ですね。たとえば、風邪をひいたら、体だけのダメージではなくて、やはり心も、なんとなく沈みがちになりますよね。それと同じで、なんだか気分が乗らないな、おかしいな、と思った時に、そういえば生理前だった、と体の状態に気づいたりすることもあります。だから常に自分の中の意識で、心と体、また五感で感じることのすべてに意識を持っていると、健康な状態にきちんと気づくことができるんだと思います。もちろん、風邪をひいてしまうこともあります。でもそんな時も、風邪をひくような不摂生をした自分が悪い、と自分を責めるとどんどん悪化するような気がします。人間だから風邪ひく時もあるよね、といったん自分で認めて、じゃあ、どうしたら回復するんだろうと次のステップに進めるようでいたいですね。「風邪をひいたから、こうしなくては」というmustではなく、「風邪を早く治したいから、こうしよう」というwantの気持ちを、いつも持っていたいと思います。