Perchten6s-min【スタッフErikoのドイツ通信】
日本の暦では、節分が過ぎ、立春を迎えましたが、実際には連日寒波と大雪のニュース。

ドイツも日本も、春の訪れまではまだしばらくかかりそうですね。

ところで、ドイツにも、節分に似た風習があるんです。

Percht(ペルヒト)と呼ばれ、厳しい冬や災いを追い立てる行事です。

Perchten5s-minペルヒトは、南ドイツのバイエルンやオーストリア、また周辺のアルペン地域に根付いた伝統です。

そうして、寒さの厳しい冬の霊を追い出して、春が訪れやすいようにしてくれます。

ペルヒトのお祭りは、日本の節分より早く、クリスマスのあと、12月の終わりから1月にかけて行われます。

お面や衣装は手作りで、地元のペルヒト愛好会が製作することが多いようです。
また歴史的な古いコスチュームを展示している博物館もあります。

Perchten1s-min口から大きな牙を除かせていたり、
歯がぬけたりぼろぼろになっていたり、
顔のパーツがどれも湾曲して
グロテスクな表情になっていたり、
とにかく常識外れで怖い見た目のお面が特徴です。

歴史的には、西暦500年頃にはすでに、恐ろしげな魔女や悪魔の恰好で踊り騒いだ記述が残っているとか。

今でも、ある地域では、真冬の雪のなか、日没後に暗くなってから、悪いペルヒトが鐘や鈴を身につけた人たちと激しい戦いを繰り広げ、最後には負けて追い立てられていくという、災いを追い払う象徴的なシーンを演じるイベントもあるそうです。

Perchten2s-min資料によると、ペルヒトには実は2つの種類があります。
一つは、村人に恵みと祝福を与える良いペルヒトで、彼らは昼間に現れます。

反対に、怒ったペルヒトは、夜大人数で現れ、人々を脅かします。

またペルヒトは、クリスマス後の時期に現れ、
人々がちゃんと家をきれいにしているか、
仕事は真面目にしているか、
きちんとした食事を食べているかなど、
規則に沿った日常生活を営んでいるかを
チェックする来訪神であるとも言われています。

Perchten3s-min強面ですが、実はたるんだ精神を引き締め、邪気を追い払ってくれる、ありがたい存在なのです。

そんなところは、お面を被って奇声を発しながら町内を練り歩き、
「悪い子はいねがー」「泣ぐコはいねがー」
と子どもたちを戒め、災いを防いでくれる、秋田県のなまはげの風習にも、ちょっと共通点を感じます。

何世紀にも渡ってその土地で受け継がれてきた、民間信仰の雰囲気に触れて、
連日零下のなか、ふと心がぽっと温かくなりました~。

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※自然療法師(ハイルプラクティカ)は、ドイツ国家資格による医療従事者です。

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