皆様、寒中お見舞い申し上げます。
よい年末年始をお過ごしになられましたでしょうか。
今年も、マリエン薬局の所在地、南ドイツ・バイエルン州より、日常の素敵な出来事や風景をお届けしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年ドイツ日記の第一弾は、いきなり海外からの話題です。
家族とインテンス(熱心)にクリスマスをお祝いした後、年末年始にかけて、夫と二人で、マデイラ島へ行って来ました。
マデイラ島は、北大西洋に浮かぶマデイラ諸島の1つです。
緯度でいうと、モロッコと同じくらいで、1年を通して気温は20度前後と快適。
ポルトガル領なので、ポルトガル本土からの観光客も多いですが、ミュンヘンからもたった4時間のフライトということで、近年ドイツ人旅行者の間でも人気が高まっています。
私たちは今回が初上陸。
「大西洋の真珠」と呼ばれるマデイラ島の魅力を、たくさん実感できた旅でした。
私たちが宿泊したホテルは、すぐ目の前が海。
寄せては返す波の音とともに眠り、目覚めるのは、日本では海なし県の出身、ドイツでも海から遠く離れたバイエルンで長年暮らしている私にとっては、まさに至福の体験でした。
マデイラ島は火山島で、荘厳な山と、美しいローレルの森に恵まれた自然豊かな島です。
そんなわくわくする場所で、ハイキングに出かけない手はありません。
私たちも、毎日違ったルートをトライして、そのたびに素敵な風景に出会いました。
シーフードも絶品でした。
地元産として代表的なのはタチウオ。
町の市場でもその場で捌いたものが売られていました。
タチウオというと、私は日本では薄く削いだ身をムニエルなどにする印象だったのですが、マデイラでは厚手の切り身をグリルしたり、天ぷら風に衣をつけて揚げるなど、ダイナミックに調理されていました。
そして、マーケットではもちろんフルーツもしっかりチェック。
マデイラには、形状や味の異なるたくさんの種類のパッションフルーツのほか、かわいらしいミニバナナや、和名のわからないトウモロコシに似た格好のものなど魅力的なフルーツがたくさんあり、正にフルーツ天国。
普段、地産地消で南国物を控えている私たちは、このときとばかり、マーケットのおじさん相手に頑張ってねぎって、たくさんフルーツを買い込んで、滞在中は主にそれらを主食にしていました。
そして、マデイラといえば、有名なマデイラワインも要チェックです。
ポートワインのようにアルコール度数が高く、甘味が強く、濃厚な味わいです。
フルーツによくあいました。
折角なので、ワインツアーにも参加。
マデイラワインの醸造・加熱・保存のプロセスを見学し、最後に試飲もしてきました。
また、マデイラ島の中部は山岳地帯で、ハイグレードなハイキングコースのほか、美しい日の出が見られることでも知られており、早起きの旅行者を満足させてくれます。
そしてサンセットは、私たちが宿泊していたホテルにナイススポットがありました。
忙しい日常では、日の出・日の入りの時刻を気にすることも滅多にないので、そうして自然のリズムに寄り添うこと自体が新鮮でした。
ですが、マデイラの魅力は自然だけにとどまりません。
力強い聖歌隊の歌声に引かれ、首都フンシャルのカテドラルに入ると、大晦日のミサの最中でした。
そして、年越しのカウントダウンに続いて、新年の到来を祝う花火が盛大に打ち上げられました。
町を取り囲むように設置された20数カ所の打ち上げポイントを結んで、一斉に花火が上がると、戸外は歓声と、感激のため息の渦。
忘れがたい年越しになりました。
マデイラ島は、波が高く、切り立った岩場が多いので、海水浴にはあまり適していませんが、波の音を満喫しながら海岸沿いを散歩するのは、心が洗われるような忘れがたいひと時でした。
クリスマスシーズンは、心躍る期間ではありますが、お祝いイベントの連続に、実は疲労気味。
数日のマデイラ島滞在で、心身ともにリセットすることができました。
またお仕事頑張ります~。
今週は、仕事始めの方も多いと思います。
気持ちのエンジンがかかりにくい時は、苦味の効いたバイタリティブレンドでシャキッとするのもおすすめです。
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