【スタッフErikoのドイツ通信】

日に日に寒さが増し、着実に冬の日々を重ねている南ドイツです。

先週末は、この辺りもついに雪が降りました!

今度の日曜日には、いよいよ「アドベント」に突入です。

「アドベント」とは、クリスマス前の4週間の準備期間のこと。

クリスマスマーケットが各地でオープンし、
みんなツリーの調達やお菓子作りやプレゼントの準備に忙しく走り回り、
紅葉が終わって寒々としていたまちが再び活気を取り戻します。

ドイツでは、クリスマス本番だけではなく、
シーズンを通してクリスマスのお菓子を食べます。

みんなそれぞれに、好きなお菓子や、毎年焼く定番お菓子があって、ご近所さんや友人の間でプレゼントしあうこともよくあります。

私も、気が向くと何種類もクッキーを焼いたりするのですが、今年はどうも横着モード、なんとなくスイッチが入りません。

でもでも、そんな「今一つ」の年でも必ず作るお菓子があります。
「ベルリナー・ブロート」です。

2 オーブンの天板に生地を流してs-min
オーブンの天板に直接ソフトな生地を流して焼いて、チョコレートをかけて、4角に切り分けていただきます。

ドイツのクリスマスのお菓子は、フォークなどを使わず、直接手にとって食べられるドライなものが主流です。

このベルリナー・ブロートは、そんななかではしっとり・ソフト系で、ちょっと珍しいかも。

3 焼き上がりs-min

でもやっぱり直接手にとって食べますね。
暖房のない涼しいところで、しっかり密閉して保管すると、しっとり・ソフトなままかなり長持ちします。

作り方は簡単。
スタンダードなケーキ生地に、シナモンパウダーとラム酒で香りをつけ、砕いたナッツとチョコチップを惜しみなく加え、オーブンで焼きます。

4 クーベルチュールチョコレートを上に塗ってs-min

生地が冷めたら、湯煎にかけたクーベルチュールチョコレートを全体にぬって、あとは固まるのを待つだけ。

出来上がりを1口サイズの4角に切り分けていただきます。

キッチンマシーンかハンドミキサーがあればささっと手間いらずで作れますし、天板1枚分でけっこうな量ができあがるので、予定外に早急で手土産が必要なときも、急なお客様の場合も大丈夫です。

私は、市場で殻付きのクルミをゲットしてきて、自分で殻を割って使います。

そのほうがナッツの香ばしさが際立つように思います。

また一般の小麦の薄力粉の代わりに、スペルト小麦をつかったりします。

1材料s-min

スペルト小麦は、紀元前何千年も前から存在していた古い穀物で、小麦の仲間ですが、小麦よりも身体への負荷がすくないとされ、最近見直されて需要が増えているようです。

もっとも、これだけカロリーばりばりのお菓子だと、スペルト小麦を使うことで実際にメリットがあるのかどうか、食事指導の専門家ブリギッテさんに訊いてみないとわかりませんが。

少なくとも精神衛生上ちょっとだけ慰めにはなるかな。

どちらにしても、ここのベルリナー・ブロート、チョコ生地のベースにシナモンとラム酒のアクセントが効いて、びっくりするほど美味しいんです。

このレシピを教えてくれたドイツ人の友人によると、美味しく作るポイントはラム酒の量とのこと。

レシピには「ショットグラスに軽く一杯」とあるのですが、

彼女は「軽ーーーーーーーーーく1杯」と、

「軽く」のところをさんざん引き延ばして言いながら、ダイナミックにラム酒のボトルを傾けて、惜しみなく中身を生地に回し入れます。

でもオーブンで焼くことで、アルコールの成分は揮発するので、出来上がりは深みのあるラム酒の香りだけが残ります。

5 一口サイズに切り分けてs-minそしてベルリナー・ブロートを焼いても誘惑されないポイントは、さっさとみんなにプレゼントして、手元に残さないこと (笑)

アドベントの幕開けとともに、今年も密度の濃い甘い誘惑の季節がやってきます~。

甘い誘惑には、甘酸っぱいクリスマススペシャルブレンドをお供どうぞ!

今回の記事は、お役に立ちましたか?

マリエン薬局のブログでは日々、ドイツのセルフケア情報をお届けしています。「いいね!」や「ステキ!」と感じたら、ぜひお友達にも紹介してください!