3 泉の小道s-min【スタッフErikoのドイツ通信】

皆さんのなかで、ドイツのロマンティック街道を訪れたことのある方、
また機会があれば訪れてみたいと考えておられる方はいらっしゃるでしょうか。

ロマンティック街道は、

絵本のように美しい中世都市、
荘厳な教会、
芳醇なドイツワインの山地など、

南ドイツの魅力を余すところなく網羅した、人気の観光ルートです。

その中心に、アウクスブルクがあります。
アウクスブルクは、人口・経済ともに、ミュンヘン・ニュールンベルクに次ぐバイエルン州第三の都市です。

古代ローマ人が建設したといわれるドイツ最古の町の1つでもあり、また16世紀の宗教改革でも重要な役割を果たした、歴史深い町でもあります。

アウクスブルクには、黄金の広間をもつ市庁舎や、人形劇場など、たくさんの見所がありますが、「フッガーライ」もその一つです。

5 建物の概観と古いブドウの蔓s-min6 ミニガーデンs-min

フッガーライは、当時ヨーロッパ有数の大富豪であったフッガー家の人物ヤーコブ フッガーによって建設された、世界最初期の低所得者のための社会福祉住宅です。

今年は、フッガー家がアウクスブルクに最初に居を構えてからちょうど650年。

ドイツ・欧州・ひいては世界の歴史に多大な影響を与えたこの一族について、メディアでも改めて取り上げられ、フッガーライでも、この記念すべき年を祝うイベントが開かれました。

2 泉の十字路s-min4 建物の角に聖母マリアの夫ヨセフ像s-min9 ツタに覆われた外観s-min

時を経て、フッガーライには病院・チャペル・学校なども建てられ、それ自体で一つの町のようになりました。

今でも住宅群の間には小道が走り、噴水や池があって、かつてのたたずまいを残しています。

また、寝室・キッチン・リビングなどの住宅内部も見学でき、当時の生活の様子をかいま見ることができます。

7 昔のキッチンs-min8 寝室s-min

ちなみに、フッガー家は今も実在しています。
そしてフッガーライも、歴史的文化財として観光客を受け入れる一方で、今でも福祉住宅としての役割も果たしており、ちゃんと入居者もいます。

家賃は、16世紀当時と変わらず、1年に1ライングルデン。
これは、現代のお金にすると0.88ユーロ、日本円では100円ちょっとというびっくり安値です。

ただ、入居者となるには、敬虔なカトリック教徒であること、アウクスブルク出身者であることなど、厳格な基準が設けられているほか、門限が午前0時だそうで、誰でも希望するれば入れるというものではないようです。

1 お日様&木s-min南ドイツは、紅葉も終盤。
秋晴れのなかのフッガーライ訪問はなかなかロマンティックです。

ツタに覆われた歴史深い建物の間を散策しながら、ローマ皇帝にまで巨額の貸し付けを行って栄耀栄華を極めたフッガー氏がどんな思いを胸にこの福祉住宅を建てたのか、想像してみるのも一興ですね~。

深まる秋は、真っ赤な紅葉のようなクリスマススペシャルブレンドであたたまって元気にお過ごしください。

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