冬の自然の恵み ビタミンCのハーブ、ローズヒップ 

晩秋から初冬にかけて実を結ぶローズヒップ。冬場に出番が多いハーブの一つです。
ローズヒップ 
ローズヒップとは、ワイルドローズとも呼ばれる野バラの赤い果実のことです。

道端や森の外れに生育し、初夏にはバラ特有の甘い香りと繊細なピンク色の花をつけます。

秋になると、木々はすっかり葉を落とし、他の植物の果実もみんな熟して地に落ちてしまった中、ダークレッドのローズヒップの果実はひときわ目をひきます。
ローズヒップ
 またローズヒップの果実は、冬の間ずっと低木の枝についた状態なので、鳥たちの貴重な食料源にもなっています。

人間にとっても、ローズヒップはドイツの童謡にも登場するくらい昔から、季節を問わずサポートを与えてくれる強い味方です。

ビタミン類を豊富に含み、なかでもビタミンCの含有量が高いことがよく知られています。

(100gあたりのビタミンCの含有量)

レモン果汁:50mg   (日本食品標準成分表)

ローズヒップ:426mg (米国農務省国民栄養データベース)


どんよりとした天気が続く冬場には、夏の太陽のような明るい色合いと、私たちに必要な栄養をプレゼントしてくれるありがたい存在です。

ローズヒップ

果肉はムースやジャムに使用されることが多く、例えば年明けのカーニバルの時期に出回るドーナツの中身も、最も伝統的なのはローズヒップのジャム入りです。

また乾燥させた果皮は、ハーブティーとして飲用され、赤色を際立たせるため、ハイビスカスなど鮮やかな色の植物を加えることもあります。

マリエンの冷えシーズンブレンドにもローズヒップが入っていて、冬のホットドリンクとして人気です。

冷えシーズンブレンド

寒さで震える冬のパートナーとして、ローズヒップ入りのハーブティーを楽しんでくださいね。

 



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