ドイツ通信・初夏の植物園

【 スタッフErikoのドイツ通信 】

ドイツには日本のような「梅雨」はありませんが、6月は毎年雨の多い時期です。

開放感の夏を待ち焦がれる人間にとっては、この時期の冷たい雨はちょっともどかしくもありますが、植物にとっては正に恵みの雨。戸外はパワフルな緑にあふれています。

コロナロックダウンの制限がだんだんと緩和され、植物園もまたオープンしたので、晴れた日にはときどき足を運んでいます。

植物園へは自宅から自転車で10分以内なので、仕事のあと、夕方に思いつきで出かけることもできますし、時間に余裕のある週末は、お散歩しながら植物園を目指すことも。

我が家の近くの植物園はどの季節に訪れても素敵なんですが、特に初夏は花盛り。

色彩あふれる植物たちからたくさんエネルギーをもらって、花々の香りに癒やされるひと時です。

私は植物にはぜんぜん詳しくないんですが、植物園をうろうろ歩き回って、いろんな植物に触れたり、香りを楽しんだりするのは好きです。

絨毯のように一面に咲いているパンジーみたいな小さな花に触ってみたり、大きなユリの花みたいな植物の、何十枚もありそうな複雑な花びらの構造を指でそっとなぞってみたり、そう言えばラッパスイセンには香りがあったかなと、ちょっと鼻を近づけてみたり。


ローズガーデンはまだ殺風景でしたが、代わりにダイナミックなシャクヤクが存在感をアピール。

またこれから華やかに咲き誇る予感満点の中身がぎっしり詰まったゴルフボールっぽいつぼみは、「中国シャクヤク」と名札がついてました。

資料によると、日本では西洋で主流の洋シャクヤクに対し、「和シャクヤク」と呼ばれているらしいです。

ふと立ち止まって、噴水の涼しげな音や、池に隠れてるカエルたちの合唱にそっと耳を傾けるのも、植物園訪問の楽しみの1つ。

花が少ない季節は、ガーデンデザイナーの皆さんがいろいろと工夫や趣向を凝らして、メルヘンチックな読書コーナーを作ったり、幻想的なクリスマスシーンを再現したりと、クリエイティブな演出が素敵です。

一方、そのままでも色彩と芳香いっぱいのこの時期の植物園は、自然の営みが主役でナチュラルな感じです。

そしてもう一つの楽しみは、植物園内のビアガーデンで一息入れること。

現在デトックス中なのでビールは飲めないけど、生け垣に覆われ、栗の木がそびえる典型的なバイエルンのビアガーデンは、正に初夏にぴったりの空間です。

これから夏にかけて、また何度かエネルギー充電&リラックスに訪ねてみようと思います。



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