ドイツ通信・黄金の10月に秋の風情

【スタッフErikoのドイツ通信 】
先週末、欧州は夏時間から冬時間に移行しました。

そしてもうすぐハロウィーン。
あちこちでペイントされたカボチャが登場し、深まる秋を感じさせます。

木々の葉っぱも日に日に色づき、地面には枯れ葉の絨毯。

ドイツでは、「黄金の10月」と呼ばれ、正に紅葉たけなわの時期です。

こちらでは、日本のように「紅葉狩りに出かける」という習慣はないようですが、外出の折に色づく葉っぱをしばし立ち止まって眺めたり、日々のお散歩の際に秋の花たちを鑑賞したりと、日常のなかで季節の移り変わりを実感することは多いです。

我が家の近所にも、黄金の10月が溢れていました。

修道院も、屋外劇場近くのバス停も、学校の建物も、通る度に少しずつ紅葉が進んで、雰囲気が違います。

同じ場所でも、同じ木でも、あるいは同じ葉っぱでも、色づき方がまちまちで、それぞれマイペースで冬に向かっているようです。

また秋というとなんとなく殺風景なイメージがありますが、意外と鮮やかな花たちもまだ咲いていて、思わずうれしくなります。


10月は雨が多かったのですが、晴れ間がのぞいた週末の昼下がりなど、近くのハーブ園を散策したり、ベンチで静かに語り合ったり、熟していく秋をしんみりと味わっている人が多くいました。

またコロナによる制限が、ここへ来て再び強化されていることもあり、自然に安らぎを求めて森へ出かける人も多いようです。
私も、ハーブ園のベンチでハート型の葉っぱを見付けたり、雨上がりのちょっとしっとりした森の香りを胸深く吸い込んだりと、身近にある季節のエッセンスを満喫しつつ、そこからたくさんエネルギーをもらっています。

秋は色彩の主張する季節ですが、春から初夏にかけてのような生命力に満ちあふれた手放しの美しさというより、ちょっぴり寂しさのにじんだ静かで円熟した魅力がありますね。

黄金の10月は、うっかりため息がこぼれそうな、美しくて切ない時間です。

マリエン|ドイツハーブ
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