A4_170-minフェンネルシードには母乳を出すための薬効成分があります。(「ヨーロッパでフェンネルシードが「母乳にいいハーブ」と言われてきた理由」参照)ところが、フェンネルシードから抽出された精油としての働きには、女性ホルモンと似た作用があり、授乳中には禁忌とされることがあります。でも、同じハーブから採れるものでも、精油とお茶としての抽出液とでは成分も作用も異なります。

さらには、ハーブティーとして用いられるフェンネルシードでも、原料となるものの品質によって成分が異なります。マリエン薬局の授乳・乳腺炎対策ブレンドに用いられているフェンネルシードそのものの量は「微量」ですが、母乳へのいい作用を起こすには「たっぷり」な量が配合されています。

矛盾するように見えるこの言葉の理由を解明してみましょう。マリエン薬局の薬剤師、ブリギッテ・シェレの自然療法師がお答えします。

現物の量としては少量、でも含まれる成分は?

J2-04_79s-min授乳・乳腺炎対策ブレンド1杯分に含まれているフェンネルシードの量は、通常単品ハーブのハーブティーとして淹れる1杯分よりもぐっと少ない量です。だから、抽出された授乳・乳腺炎対策ブレンドに含まれるフェンネルシードの成分量もごく微量です。

ただ、その1杯分のフェンネルシードから得られる全薬効量は、母乳を作り出す作用・乳管をスムーズにする作用を引き出すのに十分な成分を持っているのです。

授乳・乳腺炎対策ブレンドに使われているメディカルハーブは、それぞれの有効成分がしっかり含まれているので、実際の使用量は多くないにも関わらず、それでいてしっかり効果を発揮するという点が特別なところです。

心配な成分は最小限、有効成分がたっぷりだから安心

他の食物同様に、ハーブの成分の中にも大量に摂ると良くない成分というものも存在します。そこで調剤する側としては、1杯に含めたい有効成分量と、そこに含まれる有害成分量とのバランスについても、常に細心の注意を割いています。

たしかに、妊娠中・授乳中に大量のフェンネルを使用することは制限すべき、という見解がドイツにもあります。この点についても薬剤師である私たちは研究を重ねています。ただ、細かく見ていくと、制限されるべき理由は、フェンネルシードに含まれる一部の成分についてでした。

メディカルハーブの薬効成分について、ドイツでは医薬品と同じく研究が進んでいるため、メディカルハーブの基準の中には、それぞれの薬効成分の量までチェックされています。授乳・乳腺炎対策ブレンドに用いられているフェンネルシードには、この『よくない』とされる成分が最小限のもので、かつ母乳にいい有効成分が多いものだけを選んで採用しているのです。

さらに、単体ハーブだけの成分量を判断するのではなく、ほかにブレンドしているハーブ同士が、お互いの効果を補い合い、高め合うよう配合を工夫しています。

食用として出回っている一般的なフェンネルシードと、授乳・乳腺炎対策ブレンドに配合されているメディカル品質のフェンネルシードには、薬効成分の含有率に明らかな違いがあるのです。

ハーブ実物の量が同じでも、含まれる有効成分の含有量には差があります。こうしたこまかな成分情報や、バランスまで配慮して、ドイツの国家資格である自然療法師の私たちが『微量で効果がたっぷりある』ものとしてブレンドしてるのが授乳・乳腺炎対策ブレンドなのです。」

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