P_iStock_000013951567Smalls-min妊娠中、シミが増えたと感じる人は少なくありません。

実はこれ、おなかの赤ちゃんを守るための仕組みからくるおまけのようなマイナートラブル。

しっかりサンケアをすれば、妊婦さんの増えやすいシミは防ぐことができます。

ただ、妊娠してからは肌がデリケートになって、今まで使っていたUVケアが使えなくなった、という人も多いもの。

なぜそんなことになってしまうのか、ドイツの国家資格である自然療法師、モニカ・ミュラーに解説してもらいましょう。

妊婦の肌の色が濃くなるのは、赤ちゃんを守るため

J2-01_373「妊娠した体は、自分自身の健康を守ることも大切ですが、何事も最優先されるのはおなかの赤ちゃんです。

摂った栄養も、まずは子宮にいる赤ちゃんに優先的に送られていきます。
ママの血流量だって増えるので血圧も上がります。

こんな風に、自分の意志とは関係なく『赤ちゃん優先』の働きが、ママの皮膚にも起こります。
これが、メラノサイトの増加です。

妊娠中に分泌量が増える女性ホルモンのエストロゲン、プロゲステロンは、メラニン色素を生成するメラノサイトという色素細胞を刺激します。

この色素細胞のせいで、体の正中線がくっきりと濃くなったり、乳首の色が濃いコーヒー色になったり、といった見た目の変化を引き起こします。

メラノサイトによってできるメラニン色素は肌を丈夫にする役割を持っています。

有害な紫外線が体内に入り込まないようにするために、メラニン色素が増えるのです。

メラニン色素が濃くなっている部分は、肌が丈夫になるので、乳首が黒くなるのは産後の授乳でたくさん吸われても負けない皮膚になるため、ともいわれています。

必要ない色素沈着を起こさせないためには?

P_iStock_000030868478Smalls-minこうして、おなかの赤ちゃんを守る仕組みによって起こる色素沈着ですが、この仕組みは衣類や繊維が発達していなかった大昔の生物としての仕組みの名残でもあります。

現代人の生活では、シミは余計なおまけということになります。

紫外線によってメラニンが増えて、そのまま色素沈着、つまりシミになってしまわないようにするには、肌を紫外線から守ることが大切になってきます。

日傘をさしたり、UVカットの繊維でできた衣類を羽織ったり、紫外線量が多い時間帯は外出を避けるなどの工夫も必要ですが、やはり一番効果が高いのは紫外線をカットするクリームやローションを塗ること。

紫外線をカットする成分としては、紫外線吸収剤と紫外線反射剤があります。

このうち、紫外線吸収剤は、成分が紫外線を吸収する時に熱に変換するという仕組みなので、高温ではないとはいえ、熱による肌へのダメージが蓄積することになります。

紫外線反射材は、文字通り紫外線を跳ね返す仕組み。
イメージとしてはごく小さな鏡の粒子で肌を覆って紫外線を跳ね除けます。

これなら肌へのダメージは少なくなります。

こうしたサンケアを選ぶときに、もう一つ大切なことは、ほかのスキンケア同様、天然成分のものを選びたいということ。

化学合成成分は、肌に沈着しやすく、また肌から体内に入って蓄積します。

できる限り化学合成成分を使っていないサンケアクリームで、なおかつ紫外線反射剤を使っている、肌にやさしいUVカット効果が高いものを選びたいですね。」

妊娠中のデリケート肌には安心成分で保湿効果の高いものを

妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって、肌状態がとてもデリケートになっています。

肌にやさしい天然成分のサンケアクリームを選ぶ時に、もう一つ注目してほしいのは保湿効果が高いものであること。

夏の紫外線が強いシーズンは、当然気温が高く、肌の水分はあっという間に蒸発してしまいます。

肌の水分を逃さない、しっかり保湿ができることにも着目したいところです。

肌の潤いを逃さないためには、肌細胞に水分を補給することともに適度な油分でカバーして水分が逃げないようにしてあげることも大切。

水分、油分、そして紫外線反射剤で肌を紫外線から守り、帰宅したあとは、それでも忍び込んでしまった紫外線による炎症を早く抑えるスキンケアができるといいですね。

きれいなママでいることと、おなかの赤ちゃんを守ること。
どちらも賢くケアしましょう。

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※自然療法師(ハイルプラクティカ)は、ドイツ国家資格による医療従事者です。

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